わが母の記 井上靖 / 1975年 / 小説 ハッピー度 47/100 あらすじ(結末の手前まで)作家である語り手は、八十歳を迎える母を祝う花見旅行に出かける。家族と過ごす母の言葉や振る舞いに老いの兆しを見つめながら、息子としての距離と、これまでの母との時間を考える。結末のネタバレ 母は老いによって記憶や周囲への認識を失っていき、八十九歳で亡くなる。葬儀には子供や孫が集まり、母の言動や共に過ごした時間を振り返る。語り手は、かつて母が机や人の出入りから自分の死を思い込んだ出来事を思い出し、母が独自の感覚で世界を組み立てていたと考える。最後に母の骨壺を抱えて車に乗り、その生涯を一人で続けてきた長い闘いとして受け止める。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む