月と蟹 道尾秀介 / 2010年 / 小説 ハッピー度 42/100 あらすじ(結末の手前まで)小学生の慎一は、父を亡くし、母と祖父と暮らしている。春也と始めたのは、ヤドカリを神様に見立てて願いを託す「ヤドカミ様」の遊びで、そこへ母のいない少女・鳴海も加わる。結末のネタバレ 居場所のない少年・慎一は、ヤドカリを神に見立てた「ヤドカミ様」の儀式に願いを託すが、配偶者を亡くした慎一の母と友人鳴海の父の密会を知り、ねじれた祈りはやがてヤドカリを炙り殺す残酷な行為へと向かう。子供たちの暗い心の動きが描かれた末、慎一は鳴海とサヨナラをし、ゆがんだ願いから少しずつ離れていく。明確な救済ではなく、痛みを抱えた少年の心が一歩前へ進む静かな着地で終わる。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む