柔らかな頬 桐野夏生 / 1999年 / 小説 ハッピー度 20/100 あらすじ(結末の手前まで)主婦のカスミは、夫の得意先の石山と不倫関係にあった。双方の家族と北海道の石山の別荘を訪れた翌朝、幼い娘の有香が姿を消し、警察の捜査でも手がかりはなく、カスミは娘を探し続ける。結末のネタバレ 別荘地で幼い娘・有香を失踪させてしまった母・カスミが、不倫相手や末期がんの元刑事を巻き込み、娘を執拗に探し続ける。だが事件に明快なオチは用意されず、真相も犯人も娘の行方も判然としないまま物語は閉じる。刑事が「有香という子は本当にいたのか」と疑うほど、失踪は曖昧さを増し、失われた娘の捜索そのものがカスミの自己探求と化していく。救いも解決も拒んだ、暗く宙吊りの幕切れ。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む