山の音 川端康成 / 1954年 / 小説 ハッピー度 45/100 あらすじ(結末の手前まで)鎌倉の家で息子夫婦と暮らす尾形信吾は、60を過ぎて、物忘れや夢が増えたことに老いを感じている。ある夜、山のほうから鳴る不思議な音を聞いた信吾は、自分の死が近いのではないかと思う。結末のネタバレ 老いと死の予感に苛まれる信吾は、息子・修一の浮気や嫁・菊子の堕胎など家庭の翳りを見つめ続ける。劇的な事件の決着はなく、信吾が家族に皆で信州へ行こうと提案し、食事のあと菊子を呼ぶが洗い物の音にかき消される静かな場面で物語は閉じる。明確な救済も破局も描かず、菊子への淡い情愛と余韻を残して終わる。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む