或阿呆の一生 芥川龍之介 / 1927年 / 小説 ハッピー度 5/100 あらすじ(結末の手前まで)二十歳の「彼」は、書店の二階で、ボードレールの詩集を手にして、人生は一行の詩にも及ばないと感じる。五十一の短い章で、その後の生涯が語られていく。母の狂気、結婚、病、恋など、さまざまな出来事が、断片のように並ぶ。結末のネタバレ ボードレールの一行に始まる五十一の断章で自らの半生を辿った「彼」は、骨董屋で羽根を虫に食われた剥製の白鳥を見て、自分の一生を思い泪と冷笑がこみ上げる。彼の前には発狂するか自殺するかの二つの道しか残されておらず、たそがれの中を独り歩みながら、命を奪いに来る運命を静かに待ち受ける。芥川自身の自殺後に遺稿として発表された自伝的作品で、絶望のうちに終わる。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む