ホリー・ガーデン 江國香織 / 1994年 / 小説 ハッピー度 58/100 あらすじ(結末の手前まで)眼鏡店に勤める果歩と、美術教師の静枝は、三十歳を前にした幼なじみだ。二人は、それぞれの恋や仕事のことで揺れながら、ときどき会っては互いに悩みを打ち明け、日々を過ごしている。結末のネタバレ 眼鏡店員の果歩と美術教師の静枝という三十路を前にした幼なじみ二人の、起承転結の薄い日常が淡々と描かれる。静枝の不倫は明確な決着を見ないまま続き、果歩は同僚の中野とのあいまいな関係のなかで一歩を踏み出す。ラストでは、中野と長く黙って歩いた果歩が「きょうは帰らないで」と初めて自分の気持ちをはっきり言葉にし、確定的な大団円ではなく、登場人物たちが日常のささやかな揺らぎのなかで静かに前へ進む開放的な余韻で幕を閉じる。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む