マークスの山 高村薫 / 1993年 / 小説 ハッピー度 22/100 あらすじ(結末の手前まで)警視庁捜査一課の刑事・合田雄一郎は、東京・目黒で見つかった元暴力団員の変死体の捜査にあたる。遺体の頭には異様な穿孔があり、同じような殺人が続いて、捜査本部は犯人像を絞れずにいた。結末のネタバレ 南アルプス・北岳で起きた親子心中の唯一の生き残りの少年が、もう一つの人格「マークス」を宿し、過去の犯罪を告白した遺書を握って関係者を強請り、抵抗する男たちと連続殺人の応酬に至る。警部補・合田雄一郎が事件を解き明かすが、犯人・水沢裕之は逮捕も自殺もされず、両親が心中した北岳の山頂へ向かい、雲海に浮かぶ富士を見据えたまま凍死する。救済を求めて山に還る、象徴的で寂寥とした幕切れ。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む