魔王 伊坂幸太郎 / 2005年 / 小説 ハッピー度 33/100 あらすじ(結末の手前まで)会社員の安藤は、念じた言葉を他人に喋らせる不思議な能力があることに気づく。そのころ、圧倒的な人気を集める政治家・犬養が国民の熱狂とともに台頭しており、安藤は、犬養に危うさを感じて、能力を使って対抗しようとする。結末のネタバレ 心で念じた言葉を他人に喋らせる「腹話術」の力を得た安藤は、ファシズム的な人気を集める政治家・犬養に対抗しようとする。だが演説する犬養を妨害しようとした安藤は、視界に入れた途端に苦しみ倒れて死ぬ(『死神の精度』の千葉が暗示される)。安藤の死後、弟・潤也は妻の詩織と仙台へ移り猛禽類保護の仕事に就く。群衆心理と時代の激流に抗う者の無力さを残し、伏線を回収しきらない不穏な余韻で閉じる。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む