生殖記 朝井リョウ / 2024年 / 小説 ハッピー度 64/100 あらすじ(結末の手前まで)家電メーカーの総務部で働く尚成は、職場の会話を当たり障りなくやり過ごし、日々を送っている。会社や家庭の発展を当然とする周囲とのずれを抱える彼の生活を、身近なところにいる奇妙な語り手が観察する。結末のネタバレ 尚成は後輩から同性愛者だと打ち明けられ、性的少数者を支援する団体を立ち上げる計画に触れる。しかし社会の差別的な発言を知り、その活動によって社会と結び直す道にはなじめない。彼が最後に見つけるのは、生殖医療の進歩を待つという生きる理由だった。異性愛者だけが子を持てるという優位が消える未来を、自分の望むものとして受け止める。尚成に宿る生殖本能の語り手は、その変化を見届ける。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む