九年前の祈り 小野正嗣 / 2014年 / 小説 ハッピー度 64/100 あらすじ(結末の手前まで)三十五歳のさなえは、幼い息子の希敏を連れ、海辺の故郷へ戻ってきた。カナダ人の父親とは離れ、大騒ぎする息子との暮らしに戸惑っている。母や集落の人々と接する日々に、九年前のカナダ旅行の記憶が重なる。結末のネタバレ さなえは、息子の希敏との暮らしに追い詰められながら、九年前にカナダを訪れたときのみっちゃん姉の言葉を思い返す。故郷の人々や母の干渉への苛立ちもなくならず、息子の振る舞いが急に変わるわけでもない。最後に、海へ落ちそうになった希敏の手をしっかり握り、彼をつなぎとめる。母子の日常の困難を一挙に解消する出来事はなく、二人が手を結ぶ場面で終わる。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む