竜 芥川龍之介 / 1919年 / 小説 ハッピー度 68/100 あらすじ(結末の手前まで)奈良の興福寺の僧、恵印は、大きな鼻を「鼻蔵」とからかわれた腹いせに、猿沢の池のほとりに「三月三日この池より竜昇らん」と書いた立札を立てる。もとより嘘で、ほんの悪戯のつもりだった。結末のネタバレ 大鼻を「鼻蔵」と笑われる僧・恵印が腹いせに「三月三日この池より竜昇らん」と猿沢池に嘘の立札を立てたところ、噂は諸国へ広がり当日は群衆が押し寄せる。激しい雷雨の中、人々は金色の爪をきらめかせ天へ昇る黒竜を見たと言い合い、嘘をついた恵印自身までもが本当に竜がいた気がしてくる。後に自分の悪戯だと白状しても誰も信じず、嘘がいつしか「真実」として確立してしまう皮肉で物語は閉じる。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む