最後の一句 森鴎外 / 1915年 / 小説 ハッピー度 66/100 あらすじ(結末の手前まで)江戸時代の大坂で、桂屋太郎兵衛が罪に問われ、死罪を言い渡される。残された妻や子どもたちが悲しみに沈む中、十六歳の長女いちは、幼い弟妹たちを前に、父を救おうと、ある決意を固める。結末のネタバレ 処刑が決まった父・桂屋太郎兵衛を救うため、長女いちは弟妹とともに自分たちの命を身代わりに差し出す願書を奉行所に提出する。取り調べで子供たちの覚悟が本物と確かめられ、いちが役人に放った「お上のなさることに間違いはございますまいから」という献身に潜む静かな反抗の一句が奉行たちの胸を衝く。結局、上の裁断で太郎兵衛は死罪を免れて追放処分に減刑され、一家は最悪の結末を回避するが、いちの言葉が含む権力への皮肉が余韻として残る。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む