陰翳礼讃 谷崎潤一郎 / 1933-1934年 / 小説 ハッピー度 60/100 あらすじ(結末の手前まで)照明、建築、厠、食器、能の衣装、女性の肌などを例に、日本の美が薄暗がりの中でこそ引き立つことを論じた随筆。電灯と西洋化が進む暮らしの中で、失われつつあるものを惜しむ。結末のネタバレ 物語ではなく随筆。照明・厠・建築・食器・能や女性美など多方面を例に、日本の美意識が明るさより「陰翳(かげり)」の中にこそ宿ることを論じる。西洋的な明るさ一辺倒の近代化に抗し、薄暗がりと闇との調和を礼讃する。結びでは、失われゆく陰翳の世界を文学の中だけにでも呼び戻したいという、滅びゆく美への静かな哀惜と願いで筆を擱く。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む