堕落論 坂口安吾 / 1946年 / 小説 ハッピー度 56/100 あらすじ(結末の手前まで)敗戦から半年のうちに世相が一変した日本で、特攻隊員が闇屋に身を落とし、戦争未亡人が新しい恋に走る。著者の坂口安吾は、この人間の変わりようを出発点に、堕落という言葉を考え直していく。結末のネタバレ 敗戦後の日本で、特攻隊員が闇屋になり戦争未亡人が新たな恋に走る現実を見据え、安吾は「人間は本来堕落する存在だ」と説く。武士道や天皇制といった支配の装置に頼らず、各人が欲望に正直に「堕ちる道を堕ちきる」ことでこそ、自分自身と日本の真の姿を発見し救えると主張する。政治による上辺の救済を退け、堕落を通した自己回復を肯定して論を結ぶ。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む