存在のすべてを 塩田武士 / 2023年 / 小説 ハッピー度 73/100 あらすじ(結末の手前まで)二児同時誘拐事件から三十年が過ぎた。新聞記者の門田次郎は、事件に関わった元刑事を手がかりに取材を始める。三年後に突然帰ってきた男児が、その間どこで誰と暮らしていたのかという空白を追う。結末のネタバレ 誘拐された内藤亮は、野本貴彦と優美に育てられた三年間に絵を学び、のちに如月脩という画家になっていた。野本夫妻は亮を虐待的な環境へ戻さず守ろうとしていたが、亮は祖父母のもとへ返され、貴彦も失踪する。亮は貴彦が残した未完の大作を引き継ぐ。終盤には育ての母である優美と再会し、土屋里穂もその絵の前で亮に会う。貴彦本人の帰還は示されないまま、絵と人のつながりが残される。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む