冬の蠅 梶井基次郎 / 1928年 / 小説 ハッピー度 12/100 あらすじ(結末の手前まで)結核の療養のため、「私」は、伊豆の湯ヶ島の温泉宿で暮らしている。冬の陽だまりでは、部屋に棲みついた蠅が這い回り、「私」は、その動きを眺めながら日を送る。結核の「私」は、体調と気分の波に、しばしば悩まされる。結末のネタバレ 伊豆湯ヶ島の温泉宿で結核を療養する「私」は、部屋に棲みつく冬の蠅を観察し、日向と日蔭で生死を分ける様に自らの病身を重ねる。ある日ふと乗合自動車に乗って山中をさまよい、極寒の道を「歩き殺してしまえ」と自らを鞭打ちながら数日彷徨した末、望みのない渓間の村へ戻る。留守の間に火の気を絶たれた部屋では蠅が一匹残らず死に絶えており、「私」は気まぐれな何ものかが生かしも殺しもするのだという認識にたどり着く。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む