押絵と旅する男 江戸川乱歩 / 1929年 / 小説 ハッピー度 28/100 あらすじ(結末の手前まで)蜃気楼を見に魚津へ出かけた帰りの汽車で、「私」は、風呂敷包みを大事そうに抱えた奇妙な男と乗り合わせる。男は、包みから額を取り出し、中の押絵を双眼鏡で見るよう勧める。結末のネタバレ 汽車で語り手「私」が出会った男は、押絵に描かれた老人が自分の兄だと明かす。兄は浅草十二階で双眼鏡越しに見初めた振袖の女に恋焦がれ、その女が押絵の中の存在と知ると、双眼鏡を逆さに覗いて自ら小さくなり、押絵の中へ入って女と結ばれてしまった。女は人ならざる者ゆえ若いままだが、絵の中の兄は年老いて醜く朽ちていき、その兄を弟が連れて旅を続けているのだと語ると、男は夜の闇へ溶けるように姿を消す。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む