abさんご 黒田夏子 / 2012年 / 小説 ハッピー度 30/100 あらすじ(結末の手前まで)全文が横書きで、固有名詞を使わずに書かれた小説。昭和の知的な家庭に生まれた幼な子が、成長し、母や父を見送るまでの数十年を回想する。人物は、母や父、幼な子と呼ばれるだけだ。結末のネタバレ 全文横書き・固有名詞を一切排した実験的文体で、昭和の知的な家庭に生まれた幼な子が成長し、母を、やがて父を見送るまでの数十年を回想する。選べなかった分かれ道(aとb)を悔やみ続けた父子の歳月の重なりが綴られ、終章では父に連れられた幼い子が道の分岐でこまのように回り止まった方へ進む遊びが描かれる。両親を失った喪失と諦念が基調の、追想的で哀切な結末。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む