貝に続く場所にて 石沢麻依 / 2021年 / 小説 ハッピー度 56/100 あらすじ(結末の手前まで)ドイツのゲッティンゲンで暮らす里見は、大学院時代の知人を駅へ迎えに行く。異国の街で出会う人々、歴史を刻んだ場所、かつての日本の記憶が彼女の中で重なり、身近な空間がいつもと違う表情を帯び始める。結末のネタバレ 里見たちは、森にある冥王星の模型を訪ねるピクニックへ出かける。道中では、過去の駅や人々など、街に重なる記憶の光景を目にする。模型のそばの塔に入ると、同行していた寺田寅彦の姿が消えていく。里見が九年前の震災の記憶と折り合いをつけるにつれ、海にのまれた友人の野宮も輪郭を失っていく。彼が生きて帰還することはなく、里見は塔から遠くの空間と時間を見つめる。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む