去年を待ちながら フィリップ・K・ディック / 1966年 / 小説 ハッピー度 48/100 あらすじ(結末の手前まで)地球が異星人との戦争に巻き込まれた未来、人工臓器を専門とする医師エリックは、国連事務総長の主治医を務めていた。妻のキャシーは、時間を移動できるという薬物JJ-180を常用していた。結末のネタバレ 時間旅行を可能にする中毒性の薬JJ-180で妻キャシーが回復不能の脳損傷を負い、人工臓器医エリックは彼女を捨てて愛人のもとへ走るか自死するかで思い悩む。帰路の自動操縦タクシーに問いを投げると、車は「人生は人それぞれ異なる境遇の連なりであり、自分だけ楽な境遇を求めるのは筋が通らない」と諭し、エリックは妻のもとに留まる決意をする。タクシーに「あなたは善い人だ」と告げられ、彼は責任を引き受けて前へ進む、ディック作品には珍しく希望をにじませた幕切れとなる。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む