業苦 嘉村礒多 / 1928年 / 小説 ハッピー度 10/100 あらすじ(結末の手前まで)妻子を郷里に残し、千登世と駆け落ちした圭一郎は、東京の酒新聞社で働いている。風邪をこじらせて高熱を出し、三日間会社を休むと、社から呼び出しの速達が届く。圭一郎は、郷里に残した妻子への負い目を抱えている。結末のネタバレ 妻子を捨て愛人と出奔して上京した主人公・圭一郎の自伝的私小説で、熱病に倒れ仕事も失う中、過去の不品行や家族との確執、自己への嫌悪が容赦なく告白される。救いもユーモアもないまま、彼は逃れられぬ罪業の苦しみ(業苦)の只中に身を置き続ける。人間の醜悪さをえぐり出したまま、自責と煩悶の底で物語は閉じる。 結末を見る(ネタバレ) 隠す Amazonで読む